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WordPressのセキュリティを向上

2024.11.22

WordPressは世界中で広く利用されているコンテンツ管理システム(CMS)であるため、セキュリティリスクも注目されています。適切な対策を講じることで、セキュリティリスクを最小限に抑えることができます。以下に、WordPressのセキュリティを向上させるためのポイントをいくつか挙げます。


1. 最新バージョンを使用する

WordPress本体、テーマ、プラグインは常に最新バージョンにアップデートしてください。更新にはセキュリティパッチが含まれることが多く、既知の脆弱性を修正する重要な手段です。


2. 信頼できるテーマとプラグインを選ぶ

  • 公認のWordPressリポジトリ、信頼できる開発者、または認証済みのマーケットプレイスからのみダウンロードする。
  • 必要のないプラグインやテーマは削除し、不要な攻撃経路を減らす。

3. セキュリティプラグインの導入

セキュリティを強化するプラグインを使用することで、不正アクセスや攻撃を防ぐことができます。以下が人気のセキュリティプラグインです:

  • Wordfence Security: ファイアウォールとマルウェアスキャン。
  • iThemes Security: ブルートフォース攻撃の防止や二段階認証。
  • Sucuri Security: セキュリティ監査と不正コードの検知。

4. 管理者アカウントの強化

  • 複雑なパスワードを使用する(文字数、記号、大文字小文字を組み合わせる)。
  • ユーザー名を「admin」にしない(攻撃者に予測されにくいものを選ぶ)。
  • **二要素認証(2FA)**を有効にする。

5. HTTPSを有効化

SSL証明書を導入して、サイト全体でHTTPS接続を有効にしましょう。これにより、データ通信が暗号化され、盗聴や改ざんが防止されます。


6. ファイルやディレクトリの権限設定

  • 必要以上の権限を付与しない(例: wp-config.phpは読み取り専用に設定)。
  • ディレクトリの権限を「755」、ファイルの権限を「644」に設定するのが一般的です。

7. 定期的なバックアップ

万が一の事態に備えて、サイト全体のバックアップを定期的に実行してください。以下のツールが役立ちます:

  • UpdraftPlus
  • BackupBuddy
  • All-in-One WP Migration

8. 不正ログイン試行の制限

ログイン試行回数を制限することで、ブルートフォース攻撃を防ぐことができます。以下のプラグインを使用できます:

  • Limit Login Attempts Reloaded
  • Loginizer

9. 不要な機能を無効化

  • XML-RPCは、使用しない場合は無効化する(ブルートフォース攻撃のターゲットになることがあります)。
  • ファイル編集機能を無効にする(wp-config.phpに以下を追加):
  • ('DISALLOW_FILE_EDIT', true);

10. セキュリティ監査

  • サイトのセキュリティ状態を定期的に監査する。
  • Webアプリケーションファイアウォール(WAF)を導入して外部からの攻撃を防御する。

これらの対策を講じることで、WordPressサイトのセキュリティを大幅に向上させることができます。また、日常的にセキュリティ関連の情報に目を向け、潜在的な脅威に備えることも重要です。

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